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ケユカ

[インテリア雑貨]

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2024.06.17

『旅するうつわ』窯元探訪記Vol.2

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『旅するうつわ』とは

ケユカの食器はブランドが始まってから変わらず、産地に足を運び、産地の方のお話を大切に聞いて、ものづくりを進めてきました。

 

『旅するうつわ』とは、ケユカが全国各地の産地・窯元を訪ねて、その土地でしか出会えない魅力を持ったうつわたちをみなさんへお届けしたいという思いをもとに始まりました。

 

昨年は季節の料理に合ったうつわを各産地からお届けしましたが、2024年はテーマ新たに、窯元への旅気分を味わっていただこうと、デザイナーの視点から開発にまつわる窯の訪問記と一緒にうつわをお届けします。

 

第2回 旅の目的地は山口県萩町

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-窯を訪れればそこはまるで「研究室」-

美しい色をうみだす、椿秀窯

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ケユカが椿秀窯さんへ訪れるのは、今回で4度目です。鮮やかな発色と釉薬のやわらかな混ざりが魅力の椿秀窯さんのうつわ。訪れる度に彩り豊かなうつわに出会えます。そんな新商品が生み出される、研究室のような窯の裏側をご紹介します。

 

椿秀窯のしごと

椿秀窯さんでは、形をつくる『生地土』とその上に被せる『釉薬』それぞれオリジナルブレンドをしているのだそう。ブレンドすることは、安定した品質や色出しに欠かせないことだそうです。

 

安定した品質にかかせない『ブレンド土』

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他の産地でも窯を訪れてきましたが、土のブレンドはとてもハードルが高いもの。土練機という機械で混ぜていきますが、配合を変える度にロスが出たり、時間もかかる作業です。そんな工程も、商品に合わせて手間をおしまずブレンドしていることに驚きました。萩焼では一般的、とのお話にもさらに驚き。

 

色の再現に欠かせない『釉薬の調合』

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椿秀窯には釉薬の調合場もあります。調合場には数え切れないほどの大小さまざまな樽が所狭しに並んでます。 仕上げに人の手で形を変えたり、釉薬を施釉します。職人さんたちの感覚と長年のノウハウでうつわが出来上がっていきます。

 

職人技で均一に仕上げる

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ブレンドされたそれぞれの素材を使って、今回の小茶碗は 仕上げは人の手で形を変えたり、釉薬を施釉します。職人さんたちの感覚と長年のノウハウでうつわが出来上がっていきます。

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左は焼成後の小茶碗イエロー(黄昏)。右は1度目の釉薬を口元付近にかけた状態のものです。 さらに上から全体に施釉される釉薬と反応して、左のようなグラデーションに仕上がります。釉薬の掛け合わせは、化学反応みたいでおもしろいです。

 

うつわとしてもインテリアとしても楽しめる五色空シリーズ

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うつわを使いながら、食材と一緒に季節を楽しんだり、飾っておくだけで自然の情景が目に浮かんだり。椿秀窯さんのものづくりで再確認した、焼き物の魅力。料理を盛り付けたときの楽しみはもちろん、それだけではないうつわの楽しみ方をイメージして五色空シリーズをつくりました。

 

デザイナーの訪問後記

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萩焼は『萩の七化け』と呼ばれ、古くから焼き物の産地として栄えてきました。そんな歴史ある産地で、椿秀窯さんには新しさを感じる目を引く鮮やかな色がたくさんあります。

「旅するうつわ」窯元探訪記Vol.2は、仕上がりに個体差はあれど、どれも丹念な試行錯誤で生まれたもので、焼き物の奥深さを改めて実感した訪問でした。今後も、ケユカを通して食器やつくる人たちの魅力に出会っていただけるよう、産地を訪問して紹介していきます。

 

次回の旅先は…

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次の旅は滋賀県甲賀市、信楽焼から晩夏のうつわをお届け予定です。ぜひ、楽しみにお待ちいただければと思います。

 

 

South-1 本館 2F
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