ウオッチタウン
[時計・時計修理]

【時計屋さんの小話】コスパ最高ブランドとは?
ウオッチコーディネーターのスタッフ狩野が個人的に思う「コスパ最高ブランドとは何か?」を紹介します。
≪腕時計における"コスパ"とは何か≫
販売やメンテナンスを通じて様々な時計を見てきましたが、
1.上位ブランドの品質ながら価格が安め
2.メンテナンス費用が安い
3.比較的長く使える
長短期のコスパとしてこの3つがポイントだと思います。
そこで、これまでの実績をもとに当店で取り扱える腕時計の中でコスパの良い腕時計を厳選してみました。
≪SEIKO LUKIA≫
左から(店頭税込)、SSVN036, SSVN038, SSVN039 各36,960円
SEIKOルキアは国内レディス分野で勢いのあるブランドのひとつです。サファイヤガラスやチタン素材、ダイヤやカラーストーンといった流行を押さえたデザインが魅力です。
そのルキアはほとんどがソーラー電波モデルなのですが、一部ソーラーのみのモデルもあります。
時間合わせを自分でやらないといけませんが、一方で月差±20秒という精度でもありますので、数ヶ月に1回やれば済みます。正直そんなに手間ではないかと思います。
であれば、ルキアというブランドの品質を備えたソーラーのみのモデルでもいいのではないかと思うのです。
ただ、チタンでなくステンレス製のため重さが気になるので、許容できるかを考えた方が良さそうです。チタンには肌荒れしにくいという女性にとって嬉しい性質もありますし。
≪SEIKO DOLCE≫
左から(店頭税込)、SACM150, SWDL160, SACM171, SWDL209 各44,000円
SEIKOドルチェはセイコーのドレスウオッチ部門でNo.2のハイブランドです。
これをなぜ推したいかというと、年差クオーツが使われているからです!
普通のクオーツ時計は月差±20秒程度ですが、このドルチェは年差±10秒という世界最高峰の精度があります。
それをしかもサファイアガラスで、ワニ革バンドまでつけて44,000円で販売するのですから破格というほかありません。
≪CASIO WAVECEPTOR≫
WVA-M630D-7AJF 11,000 (店頭税込)
カシオは時計専業というわけではありませんが、電子分野に強いのでG-SHOCKはじめ様々なブランドを展開しています。
その中でもこのウェーブセプターはソーラー電波時計にも関わらず11,000円という低価格を実現しており、きちんとしたブランドの中では恐らく最安です。
ケースにプラ素材を使ったりコストカットの跡がちらほら見えますが、元値が安いのと、仮に修理が必要になっても大体3,000~8,000円以内で済むことが多かったりなどメンテナンス費用の点でもコスパ抜群です。
≪CITIZEN xC≫
左から(店頭税込)、EO1202-57A 37,840円, EO1203-03A 35,200円
シチズンクロスシーはセイコーのルキアと肩を並べる国内レディス分野の一線級です。
このモデルを推す理由はルキアと同じく、ブランドの品質を持ちながら買い求めやすい価格帯であることや、電波機能はないもののソーラーだけであっても日常使いしやすい点です。
また、hikari collectionという現在クロスシーで展開している3大ブランドのひとつで、最新性がある点も良いです。
ルキアとどちらを選ぶかという点ですが、クロスシーはデザイン的にほわんとした色使いで温かみがありますね。シャープでクールなルキアと相対するデザインなので、服装や好みで選んでいいと思います。
いかがでしょうか?前回の【腕時計を選ぶコツ】の内容も踏まえて厳選してみました。
カシオのウェーブセプターの他は店頭品はありませんので、数日お時間いただいてお取り寄せできます。
ご依頼お待ちしております。